ロジクール MX Anywhere 3をレポート(レビュー)しています。
ロジクール MASTERシリーズ MX Anywhere 3は、エンジニアやクリエイター、アナリスト、クリエイティブプロフェッショナルなど、高度で専門的なワークフローニーズがあるユーザー、モバイルワーク用に設計されたコンパクトな高機能ワイヤレスマウスです。
スクロールやトラッキング、最大3台のコンピュータにペアリングできるなど、作業効率や生産性の向上に関わる機能設計が特徴です。
それでは、実際に使いながらレポートしていきます。
※当記事はLogicoolより物品提供いただき執筆しています。
MX Anywhere 3の特徴
ロジクール MX Anywhere 3は、モバイルワーク用に設計されたコンパクトな高機能ワイヤレスマウスです。
あらゆる場所での作業、ホームオフィスやカフェなどの作業にも適しており、薄型で持ち運びにも向いているモデルです。
MX Anywhere 3が印刷された黒いデザインのボックスはFSC®認定の紙で環境に優しいパッケージング。
私が選んだカラーは、ペールグレー(MX1700PG)です。
こちらのマウスのお色は全3色で、品番はそれぞれ以下の通り。
- グラファイト: MX1700GR
- ローズ: MX1700RO
- ペールグレー: MX1700PG
くすんだピンク色のローズがかわいいです。
スクロールが速い・精確
MX Anywhere 3の特徴のひとつは、スクロール機能です。
MagSpeed 電磁気スクロールホイールは、1ピクセル上で停止できるほど精確で、1秒に1,000行スクロールできるほど高速です。
ほどんど音がしない静かなスクロールです。
スクロールホイールの操作性もよく、指先でスクロールの繊細な操作ができます。
速度対応型スクロールホイールは、2種類のスクロールモード間を自動的に移動します。素早くスクロールすると、ラインバイライン (ラチェット)スクロールからフリースピン(超高速)に自動的に切り替わります。
またモードシフトボタンで、1 行毎のスクロールとフリースピンの間で切り替えができます。
(PCで見るWebブラウザ版のTwitterのTLのスクロールも快適です)
水平スクロールができる
水平スクロール(横スクロール)ができます。
横に長いデータ量の多いエクセルやGoogleスプレッドシートの操作にも向いている機能です。
水平スクロールの操作方法は、サイドボタンの 1 つを押しながらホイールでスクロールします。
トラッキングが高精度
センサーテクノロジーには、ロジクールDarkfield™トラッキングが採用され、トラッキングが高精度です。
4000DPIセンサーは精確でほぼすべての表面上で反応性に優れているため、イラストレーションや高精度のレタッチに最適です。
精確な操作ができると、マウスの操作にイライラしなくてすんだり作業がスムーズです。
マルチデバイス、マルチOS対応
マウス裏側のEasy-Switchボタンを押して、最大3台のデバイス間を切り替えることができます。
Windows®、macOS、iPadOS、Chrome OS™ & Linux®で動作します。
PCやタブレットなど…地味にデバイスが増え続けるため、マルチデバイス・マルチOS対応は嬉しいといえます。
アプリに合わせて、ボタンをカスタマイズできる
MX Master 3とMX Anywhere 3にはAdobe Photoshop、Adobe Premiere Pro、およびFinal Cut Pro用のカスタマイズ機能があり、現在使用しているほぼすべてのアプリのカスタマイズを構成することができます。
カスタマイズには、Logicool Optionsソフトウェア(macOS/Windows用)が必要です。
ブラウザの「戻る」「進む」をマウス側面のボタンで操作できるので、マウスを無駄に動かさなくてもボタン操作だけ遷移できるのでいいですね。
MX Anywhere 3を使ってみた
MX Anywhere 3は、ロジクール オンラインストア価格10,780円(税込)の高級マウス(私基準)です。
MX Anywhere 3のパッケージ内容
それでは、開封して中身を見ていきましょう。
- マウス
- UNifying USBレシーバー
- 充電用ケーブル(USB-C – USB-A)
- 取扱説明書、保証規定
箱の中には、マウス本体以外に、ケーブルやUSBレシーバーが同梱されています。
充電ケーブルが箱の底に入っているので、出し忘れないように注意。
普段から無線マウスを使っていれば戸惑いはないと思いますが、付属の説明書だけでは情報が足らないと思うので、公式サイトの以下のページなども確認してみてください。
はじめに – MX Anywhere 3 ワイヤレスマウス
https://support.logi.com/hc/ja/articles/360053831734
ワイヤレス(無線)
マウスとパソコンとの接続方法は2種類あります。
①Bluetooh
②ロジクール独自のUnifyingUSB接続
レシーバーをPCのUSB ポートに接続します。
箱からマウスを取り出すと、UNifying USBレシーバーが入っています。
マウスの充電方法
MX Anywhere 3の充電方法は、付属のUSB Type-Cケーブルによるクイック充電です。
充電時間の目安としては、フル充電で最長70日、1分充電で3時間の使用が可能です。(あくまで目安です)
電池には、内蔵充電式リチウムポリマー電池(500mAh)が塔載されています。
マウス側はUSB Type-Cで、もう一方の端(USB Type-A)をUSB電源に接続して充電します。
Logicool Optionsでオプション設定ができる
マウスのスクロールやマウスボタンの割り当てなどの独自設定を行うことが可能です。Logicool Optionsで設定します。
Logicool Options(必要システム:Windows 10、macOS 10.15以降)は、ロジクールマウス、キーボード、およびタッチパッドの機能を強化する、性能で使いやすいアプリケーションです。
MX Anywhere 3の感想
MX Anywhere 3はスクロールやトラッキングの精度がよい高機能ワイヤレスマウスです。
私が普段使っているマウスは、M325ですが、MX Anywhere 3とサイズ感がほぼ同じです。女性の手になじみやすい小型マウスですが、大き目のマウスが好きな方には、小さいと感じると思います。
MX Anywhere 3は、モバイルワーク用にも設計されているという記載の通り、以前のマウスより高さが減り薄型になっていました。
マウスの作りも頑丈な触り心地です。以前のマウスより重くなりましたが、マウスの底に重みがあるので、繊細な操作がしやすくなりました。
左右のクリック音はカチッという音があるので、クリック音がしない静音マウスをお探しの方は注意してください。
スクロールやトラッキングの精度もよく、精密な操作でも操作ミスが減り、スクロール移動も高速だったりと、ハードなデータ操作を行っている場合は作業精度があがり生産性も改善すると思われます。そういった意味では、高額な金額を出しても価値があるマウスだと感じました。
2年間無償保証がついていて、ロジクール オンラインストア価格10,780円(税込)と高級品。
仮に2年間使うとして月額約450円(1日あたり約15円)だとすると、コストパフォーマンスが良いと感じるのはPCパワーユーザーでしょう。
ただ、それほど精巧なマウス操作を必要としない使い方だと割高に感じるかもしれません。
デザインもクールで機能性も良いため、デスクワークの信頼できる相棒として愛着がわき、私の大事な持ち物になりました。
購入は、店舗以外では、アマゾンや楽天市場、ロジクールのオンラインストアで通販可能です。
アマゾンでは1000件以上のカスタマーレビューが投稿されているので、購入前にチェックしてみてください。
購入後はロジクールサポート(https://support.logi.com/hc/ja)に製品登録できます。製品登録しておくことでマイプロダクトに追加されると、マニュアルへのアクセスなどもスムーズになります。
Masterシリーズは、創造的なプロセスのすべてのステップ用に設計されています – 集中力を高めるデザインから、創造的な流れを維持するためのカスタマイズや、パソコン間の作業を完全にシームレスにするファイル転送まで。その指の先の創造が想像を越えるようなパフォーマンスを引きだせるように願って開発されました。
使っているマウスとの比較
私が使っているマウスはロジクールM325ワイヤレスマウス(写真左側)です。
当記事でレビューした MX Anywhere 3 (写真右)と並べています。
マウスを変えた時の一番の違和感は、マウスの高さです。M325はマウスの尻部分が高くなっていたのですが、 MX Anywhere 3 は薄型になっています。
カバンにいれて持ち運ぶ時には、薄いほうがかさばらなくていいかもですね。
私は軽めのマウスを気に入って使っていますが、以前より+7gになると、重くなったなと感じました。
MX Anywhere 3は、マウスの底に重みがあり、M325から移行するとほどよい重みは使いやすさを感じました。