京都市の上賀茂方面に行くと、上賀茂神社からだいぶありますが、バスなどで行ける深泥池(みどろがいけ・みぞろがいけと読みます)なども、ちょっとしたお花見スポットかなあと思います。京都地下鉄の北山駅から歩いていくこともできます。
この地帯の植物群落が深泥池水生植物群として国の天然記念物に指定されているようです。自然が好きな方に楽しんでもらいたい場所として紹介します。桜の木は、深泥池の岸に1本あり、桜と一緒にツガシワという植物の白い花をこの時期に見ることもできます。1年に1度しか見ることができないので、カメラマンの方などがよく写真を撮影しているのに遭遇します。
このミツガシワと言う植物が好きで、毎年桜が咲くと見られるなあと思いだし見に行きます。今年も咲いていました。(まだちょっと早かったかな?)と思いましたが、花を見ることができました。ちょっとこの時期をすぎると、ジュンサイなんかもあるみたいです。先に話題にした大田神社では紫色のカキツバタが名物ですが、深泥池では白いカキツバタが咲いているのを見たことがあります。
ミツガシワ科の多年草植物。1属1種。北半球の周極北地方に広く分布する。 日本では本州中部の山岳地帯や北海道などの寒冷な地域に主に分布しているが、 温暖な深泥池で大群落がみられるのは不思議。
「温暖な深泥池で大群落がみられるのは不思議」と言われているように、なぜ京都の街中(といってもちょっと外れてる気もしますが)にこんな池があるのか、というのも謎めいていますし、そこだけちょっと変わった生態系があるらしいというのを聞いて、興味を持ちました。
夫さんがたしかこの深泥池を研究だか観察したことがあるそうなので、彼が詳しく、私は、花を見に行ったり、カモが来ているのを娘と見に行ったりしています。
かわいらしいですよね。これがミツガシワの花です。ふわふわしている部分が不思議です。
私は知らなかったのですが、2008年03月に深泥池に関する書籍がサンライズ出版から出版されていました。(参照:深泥池の自然と暮らし – サンライズ出版)我が家には、京都新聞出版センター の「京都深泥池 氷期からの自然(Amazonへリンク)」という書籍があります。
京都市の保全運動も行われているみたいです。
上賀茂神社2010年 斎王桜 | 上賀茂神社2010年 御所桜 | 上賀茂神社2010年 風流桜 |
大田神社2010年 | 深泥池2009年 | 平安神宮神苑(1)2009年 |