こちらの書籍も、干潟を考える干潟を遊ぶと同じく、WWFジャパンの会報誌で紹介されていたもの。
夫が先日魚釣りをして釣った魚のことと、
親類が釣りをしていて釣った魚で東北の「どんこ」という魚のことが知りたいらしいので購入。
390ページで、カラーの写真がたくさん本当にたくさん載っている。
amazonのレビューにも書かれているが、写真は美しい!というわけではないようだが(彼も言っていた)参考になる資料のよう。
魚に関して書かれている内容も面白く
彼は自分が知っているかのように本を朗読して私に教えてくれた。
「なんとか目なんとか科」という風に分類され、その解説は父親が息子に海の生物について教えるような雰囲気で書かれている。
あまり堅苦しくなく、ちょっとした雑学も交えながら書かれていることから、これを読むと人に教えたくなるような内容も多い。
料理で使う「まぐろ」とか「アジ」とか「イワシ」など・・・スーパーで購入して食べることができる魚くらいしか知らない私が読んでも面白い!と思う図鑑だった。
何が面白いんだろう。
やっぱり「図鑑」っていうのではなく、海が好きなオヤジと海に行った時みたいな雰囲気だろう。
荒俣氏と言えば、「帝都物語」が有名のようである。
私の場合「図像学入門」という書籍がはじめで、インパクトを受けた書籍でもある。
バカの見方、ボケの見方、パーの見方などから始まり、高橋由一の『鮭』を西洋の寓意図的解釈をしてみれば、鮭がキリストであり、その鮭が半分身を切られているとなればそれは受難の相である。さらに、その半身切られている鮭がぶら下げられているとなれば、その絵の持つ意味は、十字架にかけられたキリストとも読み解くことができるというものだった。
ちなみにはじめに書いた「どんこ」の情報は、
『磯魚ワンダー図鑑 アラマタ版』の47ページに掲載されている。
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