毎年、岡崎の平安神宮に初詣に行くのが好きだったのですが、今年は上賀茂神社へ家族で初詣に行きました。目的は、お参りとおみくじ。家族そろって初詣に行くため、すこし行くのが遅くなりましたが、無事今年も初詣を終え良かったなあと思います。
さて、初詣に行った上賀茂神社なのですが、どうやら「すぐき」がかなりのインパクト。
鳥居をくぐって中に入るとすぐに目に入ってきた、すぐきの樽。
私は京都に越してきて「すぐき」という文字を見てもなんのことかわかりませんでした。
美容院で美容師さんに「すぐきってなんですか?」と聞いてはじめてすぐきが漬物だということを知りました。何年か京都に住んでいると、お土産にお漬物を選んで買ったりします。この時期だと、千枚漬が京都駅などでも沢山並んでいて、メジャーだと思うのですが、このすぐき漬も京都ではなじみの深いお漬物のひとつです。
千枚漬は上品な感じの貴族っぽいイメージがある漬物だと私は思っていますが、すぐきは千枚漬にくらべると、素朴なイメージのある漬物です。すぐきは江戸時代初期の頃から上賀茂(京都府京都市北区上賀茂)の特産漬物だそうで、高級贈答品として贈られていたそうです。
この季節になると、上賀茂周辺の農家の方がすぐきを収穫している様子を見ることができます。
すぐきがいったいどういう植物なのか全く知らない方には想像がつかないと思いますが、だいこんのようなかぶのような見た目です。すぐき漬の時期に上賀茂周辺にいくと、すぐきの漬物を作っているおうちから漬物のにおいがしてきます。
お正月の雰囲気に誘われてか、昔使われていたすぐきを漬けるための機械(?)も展示されていました。森田のおっちゃんのすぐきは有名らしいです。