京都市下鴨神社・糺の森で開催されている「第22回下鴨納涼古本まつり」に、15日に娘と二人で行きました。京都に住んでいて、本好きの私の夏の風物詩のひとつです。そういえば、明日は大文字ですね。
今回の「第22回下鴨納涼古本まつり」楽しみにしていたのは、三邑会の古橋理絵さんによる紙芝居。毎年、紙芝居はあるような気がするのですが、一度も見たことがなく「今年こそ!」と思ったのです。また、娘にも見せたいなと思ったのもきっかけです。
紙芝居を見ていて(テレビに似ているなあ。)と、私は思ったのですが、テレビ(アニメ)は、映像を子どもが見るだけですが、紙芝居は演じ手と子どもたちの間に、不思議な関係ができあがっているように、思えました。語りや投げかけに対して、子どもたちがそれに答えたり、子どもたちからつっこみが生まれたり、そういうコミュニケーションが、短い時間で自然と生まれ関係ができていることに、おもしろいなあ?と、見入っていました。
帰宅して紙芝居についてざっと調べていると、紙芝居を見る前に聞いたような話が、Wikipediaに記載されていました。
街頭紙芝居は駄菓子を売るのが主たる目的(大道芸の一種)であったため、客寄せのため、過激な表現・描写はエスカレートするばかりで、エロ(性的描写)・グロ(虐待や暴力の描写・残酷・流血・退廃)などに走りすぎたとの批判がある。
いつの時代にも(こういう批判はあるなあ・・・)と、思いつつ「紙芝居」の歴史を聞くと、非常に興味深いなあと思いました。また、テレビで国策紙芝居の特集を見ていたので、最近、紙芝居に関心を持っていました。
三邑会の古橋理絵さんの紙芝居を見た感想
わたしは、はじめて紙芝居を見たのですが、テレビか何かでどこか知っていた木の箱や、また、まったく聞いたことがなかった、紙芝居の語り方、紙芝居を見るという空間は、大人でも、はじめて見たとしても、わくわくするものがありました。
一緒に見ていた娘は、紙芝居の絵をすごい集中力でじーっと見つめており、お話の流れで、笑ったり不安そうにしたりしていました。紙芝居の合間の交流には恥ずかしがって参加しませんでしたが、その世界にはまっている様子は横で見ていてよくわかりました。
紙芝居が終わると、子どもたちに水あめが配られており、普段なら、ラムネやグミなどを、好んで食べる子ども(私の偏見です)が、透明の水あめを食べている姿が、わたしにはとても不思議に見えました。
あと、手の込んだ・高価なおもちゃを買いあたえなくとも、子どもたちはこんなに真剣になれるのだなあ。と、思いました。人と人の触れ合いが感じられる紙芝居、いいですね。
「第22回下鴨納涼古本まつり」概要
「第22回下鴨納涼古本まつり」は、明日(16日)まで。
会場 下鴨神社・糺の森
営業時間 午前10時から午後6時 (16日は午後4時終了)
京都・大阪・奈良・岡山から33店舗が参加
催事 日本最大規模の児童書コーナー(~午後4時30分、16日は午後2時終了)
夏だけのお楽しみ百円均一コーナー(~午後5時、16日は午後3時終了)
14・15日 紙芝居 あります(三邑会の古橋理絵さん)
ポスター画を描いた「はと」さんの手作り缶バッチコーナー(15・16日)
特製うちわ、会場にて差し上げます。今年はポスターデザインを切り抜いたものです。
古書研行事予定より引用