「ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術」を読みました

20090915 「ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術」を読みました
岩手旅行の際に新幹線の中や宿泊先で読もうと、私の旅の友としても選んだ書籍。
写真は、岩手に向かう新幹線の中。
この書籍の著者の棚橋弘季さんは、DESIGN IT! w/LOVEというブログを運営されていて、このブログを知ったきっかけは、はてなブックマークでホットエントリーに入っている記事を見たことから。わたしが今年いちばん更新を楽しみにしているブログで、私にとって影響力のあるブログのひとつです。

なぜ買ったのか

ブログを読んでいると、新書が出るということで、Amazonで注文しました。棚橋さんの書籍には「ペルソナ作って、それからどうするの? 」という書籍もあるのですが、「ペルソナ」の意味がいまいち理解できなかったので、買うことはありませんでした。「デザイン思考の仕事術」の購入を決めたきっかけは、ブログが面白い以外には、目次を見ておもしろそうだな。と関心を持ったことと、書籍の表紙がかわいかったから。

本をざっと読んだ感想

ざっと、本を読んだ時には、図やリストや太字が目につき、取扱説明書のようなレポートのような(?)とっつきにくさを感じました。普段、小説なんかの文字がびっしりの本を読んでいることがほとんどなので、図やリストや太字が本の中にあると、どこか違和感を感じるようです。
私の本の読み方は、自分が重要だと思うことに自分で線を引きながら読み、もう一度見返すことが多く、自分の意識を自分で確認する作業をしてしまうので、はじめから、太字などのポイントとなる部分がめだっていると、自分と違う部分はどこのなのかということに、気づきます。
それに気づく反面、その太字の部分が先に印象に残ってしまい、自分が何を純粋に思ったのか、わからなくなることも。こういうときは自分がブレちゃってるんでしょうね。
なぜ太字になっているのか、しばらくわからなかったので、悩みましたが、ポイントになる単語や著者が強く印象づけたいこと、また、読み返すとき前後の文章を思い出すきっかけなのかなと、勝手に思っています。
なにかひっかかる部分がたくさんあるので、ゆっくり考えたいと思い、しばらく読みながらいろいろ考えてみたのですが、どうも考えが先に進まないので、まず自分のブログに書いて(アウトプット)みることにします。

デザイン思考の仕事術を読んで

まだ、自分なりに消化できない書籍というポジションに置いている書籍のひとつですが、この書籍に書かれている内容を理解して身につければ、自分が人のために、それをとりまくことをどう把握し、問題が起きていればそれを解決するために、どのように動けばよいのかわかるような気がします。
わたしが心に残っている問題提起部分(だと思う)があるのですが、

物が生きるのは人びとが暮らす文化のなかです。ところが、物を文化に結びつけて考えることができない人が物を文化から切り話された状態でつくりだしている。言い換えれば、それは経済と文化を切り離してしまっているのとおなじです。
「デザイン思考の仕事術」P109より引用

普段の柔らかな口調とくらべ少し調子が違うので、印象に残った部分です。
脱線部分ということで、同じく脱線してしまいますが、気になった部分を引用していた過程で、書籍内の誤変換に気づきました。かなり偶然の発見だったような・・・。ブログ書くまで気づかなかったです。
(「切り話された状態」→「切り離された状態」かな?)
ここで、気持ちが入ることにとても共感でき、まさにそうだ!そうだと思うんだ。と、日頃からうやむやと感じている気持ち悪さがうまく言葉になって記されていたことが、私にとってはとても心にのこりました。脱線です。
ということで話を元に戻し、やはり、心に記憶しておきたいことは、
Chapter1 07 デザイン思考の仕事術のための基本姿勢・七箇条(P56)で、
自分も心掛けるのはもちろん人にも求めることでもあります。
特に「第三条 他人の意見や作ったものを否定しない。厭ならよりよい代価案を具体的に示す。」というのは、今すぐにでも実践してもらいたいです。自分も心がけなくてはいけない大きな課題のひとつ。
また、私がいちばん興味を持っているのは
第六条 先人に学ぶ。古きものに学ぶ。今に囚われない広い視野を持つ。」という部分です。
ものを生み出すとき、何百年も何千年も先のでも使われる・親しまれることを考えるくらいの「意気込みを持ってつくろう」と思うことは大事だと思うし、それに価値を見出しているなら、今現在残っているものというのは、成功しているものの例だと思います(成功事例?)。
なぜ今も残っているのか、それを知るのは歴史やそれを取り巻くものを色々な物の見方で、観察したり、研究したり、触れてみたりしないとわからないことではないのかな。と思います。
今売れればいい、今この数字がほしい。も、確かに今は大事なことで、それが求められている葛藤はあると思いますが、それを続けた結果どうなっているのか、というのを考えてみると、つまらないことになっている気がすると、私はどこか感じている気がします。しかし、これに関して追及したことは、まだありません。
ほかに、ここ数年わたしがいちばん心がけたことに近いと感じたのが
第四条 頭のなかだけで考えない。言葉や形を外部化して組み立てる。」という部分です。
「外部化して組み立てる」という表現が、私は理解できないのですが、頭の中にあることをアウトプットするということではないのかと予想します。私の場合、話す(喋る)のに苦労を感じているので、文章を書くことで喋るための土台を作らないと、うまく喋ることができないと思い込んでいるようです。喋る以前に、まず頭の中で感じたことを文章にできるように、毎日文章を書きつづけました。紙に書いたわけではなく、パソコンがあったので、キーボードで文字を入力しました。私にとってのブログやSNSなどで文章を公開することは、その一環であると思っています。
なぜ、わたしがそんなことを繰り返したかというと、私が考えていることを人に伝えたかったこと。そして、それを聞いた人がどう思ったのか聞きたかったこと。が、きっかけではないのかなと思います。そういう意味では、ほかの方が書籍を読んだ感想記事が、DESIGN IT! w/LOVEで紹介されていて、それを読むのも楽しみのひとつです。→デザイン思考の仕事術:DESIGN IT! w/LOVE

すべての問題を解決しようとするのではなく、「仕方がない」とあきらめる「余地」も意図して残しておくべきなんだろう、と。

そもそも普通に暮らしていて「デザインしている」ということすら意識したことがないですが、とにかく「デザイン」じゃなくても「余地」というのには、またうまいことを言うなあと、関心しました。
わたしが書籍を読んで思ったことのひとつに、自分と考え方が似てそうと思う人に、この書籍をすすめたいと思ったというのもあります。今日はここまで。
著者のサイト:DESIGN IT! w/LOVE

この記事で話題にした書籍と関連のありそうな書籍

ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術
棚橋 弘季
日本実業出版社
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ペルソナ作って、それからどうするの? ユーザー中心デザインで作るWebサイト
棚橋 弘季
ソフトバンククリエイティブ
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おすすめ度の平均: 5.0

5 人間中心設計を回すための本
5 棚橋さんの思いが凝縮
4 実践的な良書だが、文章が長い
5 ユーザー中心デザインの教科書

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公開日:2009年08月15日
更新日:

この記事を書いた人・サイト運営者
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もかり(
30代、京都在住の娘2人の母。人柄が「昆布みたい」と大絶賛されたことがあるハンサムとお笑いとお寿司と自然と動物が好きなオカンです。
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