2010年、町田康さん

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20101202-10 2010年、町田康さん
京都にある京都精華大学で開催された、アセンブリーアワー講演会に行ってきました。
今回のアセンブリーアワーの講師は、町田康氏。
京都精華大学:Assembly hour:「私が小説を書く理由」町田 康
私は音楽のほうは全く知りませんでしたが、書籍を購入したのが妊婦の時。
夫が、INUのCDを持っていて音楽をやっていることを後で知りました。
そんなわが家のアイドルが京都にやってくるという噂を聞いて、京都精華大学へ。
以下の文章は私が聞いたことを、メタモルフォーゼして、
どこまでが聞いたことなのか、どこまでが私のことなのか、
途中からメタモルフォーゼしているので、すみません。
あと、メタモルフォーゼの意味はわかりません。
簡単にいえば、町田康さんが好きで、共感しているということだと思います。
あと、町田康と書きたいのに、いつも「町田健康」と書いてから「健」を消しているので面倒です。

なぜ小説をはじめたのか

20101202-11 2010年、町田康さん
パンクをやっていた町田さんが、なぜ小説をはじめたのか。
なんていうことは、私にとってはどうでもいいことだったのですが、
音楽にも小説にも共通している(らしい)彼の回答がおもしろかったです。
音楽や小説は彼にとって好きなものであった。と、
同時に「距離がある」「遠い存在」だったそうです。
自分とは距離があるのになぜはじめたかという理由は「たのまれたから」。
音楽も小説も同じ理由なんだそうです。
「バンドやろうぜ」とか「小説書いてください」そういうことなんじゃないかなと思います。
確かにそうですね。という理由が出たので、ウケました。

言葉

言葉についての感覚は私とは違うとらえ方をしているかと思いますが、
表面的にはおおむね似ているだろうと予想して、というより期待して、彼の話を聞きます。
彼はパンク歌手だと言われているそうで作詞も書いていたのだとか。
知らない風を装ってますが、知ってました。
私がきいたことがある彼のCDの歌詞は、耐えられないひどさでした。
彼は思うところがあり、大阪弁であったり仲間内でしか使わない言葉を選んで歌詞を書いたようです。しかしそうなると、なんのこっちゃわからないので、なんやねん。なんのこっちゃわからんわ。と、人が怒ってきます。怒られるのでもっと怒ったらレコード会社クビになったんだとか。
元気でいいと思います。
―人がやっていないことをやる
というのは、どうやら人がやってない理由があり、それをやろうと思えばドエライ苦労があるそうです。つまり楽をしたければ、人がやっていることをやればいいんだなあと思いました。
ただ、人がやってないことが何なのかわからないということもあるので、人が何をやってるのか知らないと、人がやってないことってできないですよね。と思います。奇跡的に人がやってないことをやっていた場合もあるかもしれませんが、たいていのことは地味に誰かがやり済だったりする気がします。陰湿に学習しているということも大事そうです。
―すでにやっていることはつまらない
なんてポロっと出たような気がしますが、すでになにかやってることは人がやってくれているので、別にわざわざやらなくてもいいのかもしれません。
洗っておいた皿を、他の人にわざわざもう一回洗われたら、なんか腹立ちます。こんな感じでしょうか。違いますね。
―文章はうつる
確かに私は特に読んだあと書きたくない人が何人かいます。たとえば町田康という人や、坂口安吾と言う人は私にとっては、読んだあと書きたくないタイプの人です。日本のブロガーの中にもやばい人が何人かいます。
こんなことを聞いた気がする。
人間小唄のなかで、誰かの文章がうつったとか、うつってないとか。

おもしろさ

ふと気づいた。
新幹線の中で仕事なんかしてやるか。と思ったが、あまりにも切羽詰まって仕事やってたら、新幹線の中で文章書きながら笑ってた。気持ち悪いと思います。
MacBookAirって薄くてよさそうですね。私も欲しいです。でも新幹線に乗りません。
―答えはウソです
表面的なおもしろさには答えが必要だけれど、そうじゃないおもしろさを知っていますか。
答えがない問いがない、答えはウソです。
答えを探すのは、犯人は誰やというのと似ているのか。
おまえか。おまえが犯人か。ちがうんか。おまえか。おまえやな。ちがうんか。
真剣に犯人を探そうとすればするほど、犯人はみつからず。もう、おまえでいいわ。おまえが犯人でええ。みたいになる。そんな人たちが、答え探しのために一生懸命生きているんですね。
希望を持ったりせずに、すぐにやめたほうがいいんじゃないでしょうか。できませんよね。
―きびしく自己を問いながら、他人の人生を描く
きびしく他人を問うのはやめて、自己だけ問えばいいものの、他人の問い過ぎで不寛容な世界になっており、そんな世界はいきぐるしい。

多様性

ある人間を見て、あいつきもちわるいわ。きもちわるいけど気になるわ。むかつくわ。と、きもちわるいと他人を排除しているが、それはどうも、自分の中の多様性をも失ってしまうことだ。
つまり自分の中の多様性を失うことによって、自分が非常にいきぐるしくなるのではなかろうか。
他人を排除する人は「もしかして:かわいそう」どうでもいいですけどね。
きもちわるいなら、きもちわるいなりに莫大なきもちわるい理由を言葉で言いまくることができるはずなのに、きもちわるいということで終わるなんてきもちわるい。しかもおもしろくない。
じゃあ、好きというのは好きという理由を言葉で言いまくり、もしくは言葉ではなく態度でもやりまくることができるはずなのに、告白する時に好きですで終わらせる男なんか、おもしろくない。っていうかきもちわるい。
今日の私のまとめ
「きもちわるい」 その一言で 人を切るような「きもちわるさ」 きもちわるい
メタモルフォーゼ
いつもとおなじこころで書いています。
精華大学の周りの山がオシャレしてました。
精華大学の学生さんのファッションが紅葉してました。
帰りにれあたでうどんを食べました。無言でうどんを食べました。

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。
坂口安吾 ピエロ伝道者

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