映画『エリザベス:ゴールデン・エイジ』 処女王と呼ばれた女王

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エリザベス : ゴールデン・エイジ [DVD]
私は西洋史が好きで、歴史上には印象的で、どこか悲しい人物が登場することを知りました。
歴史の教科書では人物像をあまり知る由もなく想像しますが、映画は自分が想像できなかたような細かい描写を見ることが出来るのでさらに歴史を楽しむことが出来るようになりました。

私が学生時代に心に残った作品は、リュックベッソン監督の『ジャンヌ・ダルク』、遠藤周作の『王妃 マリー・アントワネット』、そして『エリザベス』。この1998年に発表された『エリザベス』のスタッフとキャストで描く2007年の作品が『エリザベス:ゴールデン・エイジ』。


 2008年2月16日から公開された『エリザベス:ゴールデン・エイジ』は、実際見たことはありませんが『エリザベス』と同様、絵画などに描かれている西洋の美しい衣装が忠実に再現されてており、その衣装を見るだけでも大きな価値があると思います。
ここまで美しい衣装はおそらくなかなか見る機会はないでしょう。

 歴史映画の面白いところはその時代背景を知っているという面白さもありますが、この映画は歴史を知らずとも非常に楽しめる作品です。
 エリザベス1世といえば、生涯独身だった女王でそのため処女王(the Virgin Queen)と呼ばれていました。女王が王位につくというのは世界的にも稀でしたが、女性でありながら王としてその生涯を生きた「一人の人間」としての人生や苦悩が如何なく描かれているとても心を打つ作品になっているのだろうと予告を見て思いました。

 主人公、エリザベス1世を演じる、 ケイト・ブランシェットは、このエリザベス女王役が非常にはまっていて、ハッとするような美しさ、凛とした強さをいじらしいほどに演じきっています。彼女の出演する有名な作品では『ロード・オブ・ザ・リング』がありますね。ミステリアスで浮世離れしたような不思議なイメージの役がとてもうまいです。
 最後になりますが、このエリザベス1世が生きた時代は、面白いです。この作品をきっかけにして歴史をすこし顧みてみるのはいかがでしょう。美しい装飾や芸術に囲まれて絢爛豪華に暮らしているにもかかわらずどこか悲しく、どこか、はかない。そんな空気はもしかしたら今の時代と少し似ているかもしれませんね。
追記:公式サイトはこのURLでしたが、
サイト運営者が変わって違うサイトになっているようです(注意)
http://www.elizabeth-goldenage.jp/

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