自分を知ることは美しい日常を照らす『男のための自分探し』(一万年堂出版)

20080907 自分を知ることは美しい日常を照らす『男のための自分探し』(一万年堂出版)
伊藤 健太郎(いとう けんたろう)著の『男のための自分探し』を読破した。
男のためのと書かれているが、女性の私も変わりなく多くの知識や発見のあった一冊。
この本を読めば自分探しができ自分が見つかると思うかもしれないが、そうはたやすいことではない。どの書籍も同じだが、この本もヒントが書かれているだけで、そのヒントからどれだけ自分で自分なりの正解を見つけられるかというのは読む人次第だ。


20080907-2 自分を知ることは美しい日常を照らす『男のための自分探し』(一万年堂出版)
有名な哲学者・文豪の言葉が本の中に引用されており、横書きでボリュームも少なめで、情報過多にならずに読みすすめるという切り口は、これから哲学を少し勉強したいがどの哲学者の思想が自分の求めている思想なのだろうかというのに触れるきっかけにはとても良い一冊だ。参考文献および出展が最後のページに掲載されているのでそれをもとに、この本をきっかけに新しい書物に触れることもいいだろう。
わたしがこの書籍の中で心に残ったのは、20世紀のドイツの社会心理学者Eフロムの「自由からの逃走」のページ(P159あたり)で、この「自由からの逃走」をテーマにしている文学や芸術作品を多く目にしていたので、やはりこの世に生きている以上意識しなければ、誰しも目がくらんでいるような、錯覚しているような状態に無意識のうちにすすんでしまうものだというのを改めて思い出した。またそういう雰囲気にのまれて苦悩する人も頭に浮かぶ。
参照:エーリヒ・フロム – Wikipedia
ああ、なるほど。私はこの方の書物は読んだことがなかったが、私はかなり好きそうだ。
わたしが横で本に書かれている気になる部分を朗読しているのを横で聞かされていた夫さんは、おそらく俗っぽいことに対して失笑していたのだが、わたしのチョイスがいまいちだっただろうか。私が読んだあと彼もこの書籍を読んでいたが、けっこう真剣に読んでいた。感想はどうもおしえてもらえない。何か思うことがあったのだろう。きっと数日後に教えてくれそうである。
20080907-3 自分を知ることは美しい日常を照らす『男のための自分探し』(一万年堂出版)
目次をざっと見ていて、ちょっとした俗っぽさをわたしも感じたのだが、実際内容もそういう感じでもあるけれど、芯の部分でしっかり導かれているのではないだろうか。ただライトな感じだけに真の部分を読み解くことができるかどうかというのは人生経験や思考の深さが問われる一冊であるかもしれない。
5日にたまたまオリエンタルラジオが司会をしていた、ライオンスペシャル 第28回全国高等学校クイズ選手権をテレビで見ていた。勝ち残ったチームを眺めながら夫婦でこんな疑問がうまれた。「どうして男の子ばっかりなのかなあ」と。たしかに女の子の姿もあった。しかし最後まで残ったのは男の子ばかりであった。そういえば甲子園も良く見るのは男の子が多い。男が女がと言い始めると良くも悪くもいろいろな意見がうまれてしまうが、わたしたち夫婦がみたテレビではそういう感想をもったのだ。
他には、夫さんがボノボ(参考:ボノボ – Wikipedia)の生態についての番組をみてしばらく興奮気味でわたしに毎日話してくれていた時期があったが、この日常的なひとコマがなぜかこの本と妙にリンクした。
そういえばこの本で初めて知ったことのひとつに、女性は妊娠して胎児に栄養をおくるため8万キロカロリーも消費するということらしいです。ああ、わたし頑張ったなあと改めて自分をほめてます。
『男のための自分探し』(一万年堂出版)
著者:伊藤 健太郎(いとう けんたろう)
昭和44年、東京都生まれ。東京大学大学院修士課程修了(専攻 科学哲学)
関連リンク:書評:男のための自分探し:伊藤健太郎(1万年堂出版)
目次の詳細は:『男のための自分探し』目次

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この書籍がきっかけでちゃんと読んでみたいと思った書籍。
・ 自由からの逃走 新版
追記:こんな動画も発見した
男のための自分探し:伊藤健太郎(1万年堂出版

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